HRDNext経営戦略策定の手引き事業×組織×人材の戦略統合による新時代の企業成長論
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HRD株式会社 - Human Resource Development

2022.1.25 事例紹介

「5年で日本一」を目指し誕生した女子ラグビーチーム「PEARLS(パールズ)」
ラグビー界の名将はDiSC®も取り入れる

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名将が語る「良いチーム」とは。そのヒントは普段の生活にある

そこで齋藤氏は、生徒と一緒に「どうなりたいか」「そのために何をしたいか」を考えることを意識。指導法も変わったといいます。当時30代後半。「この辺りでDスタイルからiスタイルへと変化し始めたのではないか」と話します。

「感動とは『感じて動く』と書きますよね。自分が求めている行動を相手に起こしてもらえるように、何かを感じさせることができるか。いつもそれを大切にしてきました」

DiSCの結果から自身の指導法へと話が広がったところで、もうひとつ聞きたいことがあります。「良いチーム」とはどんなものでしょうか。

「良いチームだと感じるのは、人格の整った人間、心の強い人間が多いチームです。というのも、チームが負けるとき、100%の力を出し切って負けるより、自分から負けのスパイラルに入って自滅するケースが多いものです。我慢すべき時間帯に集中が切れる、相手に恐怖心を抱いて消極的になるなど。相手の強さに負けるより、自分の弱さに負けることが多いと感じます」

齋藤氏は「心・技・体」という言葉において、なぜ「心」が最初に来るのかを考えるといいます。「技』と『体』が少々劣っても踏ん張ることは可能ですが、『心』なしでは踏ん張れません」と表現します。

だからこそ、心を鍛えるトレーニングが大切とのこと。ハードトレーニングで鍛えるほか、日常生活でも出来ることがあるのこと。

「きちんと整理整頓ができているか、靴を脱いだら揃えられるか。小さなこともめんどくさがらず、自分に負けないようにする。その繰り返しで心は鍛えられます。人格の整った人間が多いチームは、自分に負けない人間が多いということ。だから強いと思うのです」

もうひとつ、心を鍛えるために大切なことがあります。それは「最後の一本、最後の一球まで、毎日想いを込めて練習する」こと。大学生のとき、大阪体育大学のラグビー部の恩師に教えられたことでした。部員140名を超える強豪校で、当時2年生の齋藤氏はレギュラーではありませんでしたが、この言葉を糧に3年生以降はレギュラーを獲得。関西優勝などの成績を残しました。

「教員時代も、そしてパールズでも、大切にしたいのは最後まで真摯に取り組む気持ちです。買ったばかりのノートは、最初こそ綺麗に字を書くもの。それを最後の一ページまで続けられるか。この積み重ねがきっと次の時代につながり、人や仕事の縁を生みますから」

最後の最後まで、想いを込める。齋藤氏自身もパールズのGMという立場で、最後の一ページまで丁寧に、その活動を続けていきます。

DiSCワークショップ後の、2021年12月に開催された 第24回女子ラグビーフットボール関西大会で見事優勝!
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