HRD株式会社 - Human Resource Development

2021.5.18 事例紹介

いま、人材育成・研修のプロフェッショナルに求められること
求められるのは「地方局のラジオパーソナリティのスキル!?」
オンライン研修に対応するプロフェッショナル3社による知見共有
株式会社健育社様/株式会社ウィルコネクト様/株式会社メンター・クラフト様

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オンライン研修のメリットとデメリット(ウィルコネクト様)

 
 ウィルコネクトの今と申します。リモートワーク時代の人材育成とこれからについて、お話ができればと思います。今日のテーマは2種類用意しました。DiSCのオンライン研修を半年間実施してきてどうだったのか、そして今後の人材育成に対してどのようなスタンスで臨めばいいのかという点について、外部の人材支援する立場からどのようなことができるのかをまとめてみました。 

まずこの半年間、どのような対応をしてきたかについてお話しします。先ほど河野さんからもありましたとおり、2020年の3月から5月までは研修のキャンセルが続出しました。そして6月には一部集合での研修を実施したこともありましたが、私の場合はほとんどオンラインに切り替わりました。今は100%オンラインでの実施です。来年もオンラインの話が入っています。実際にどのようなことがメリット・デメリットとしてあるのかをまとめました。

出典:オンライン研修のメリット・デメリット 株式会社ウィルコネクト

メリットとしては、参加者の方が参加しやすいという点があります。例えば中国に出張中の方も参加できたり、会えなかった人にも会えたりするということが挙げられます。また、視覚優位だったり聴覚優位だったりするので、思考を働かせるにはとても合っていると思います。論理的にまとめるには非常に適しています。

反対にデメリットとしては、強制力が弱く、集中力が切れやすい点が挙げられます。例えば、オンライン研修に向かっているように見えても、パソコンで違うこともできてしまうので、やはり引きつける工夫が非常に重要になります。また、会話が浅くなりがちという点も挙げられます本題から逸れずに論理的に進んでしまうので、深いところまで入っていけません。さらに、タイムラインがとてもタイトです。オンラインだと研修時間は集合よりも短いほうが良いので、その中で十分にグループワークの時間を取る余裕がなく、途中でブレイクアウトが終わってしまうことがあります。集合形式であれば様子を見て「もう少し伸ばしますか」と言うことができますが、それができないので浅くなりがちです。

さらに非言語の感覚、体を使ったワークができません。今も本当は立ち上がって講義をしたいのですが、座っているので上半身だけ固まって見えます。すると相手もそれに合わせて動きがギクシャクしたり、その体の動きがこちらもなかなかつかめなかったりするので、深まりにくいと感じます。

そして、ハプニングが起こりやすいです。例えば、Googleドライブにアクセスするとき、およそ20%の人がアクセスできない事態に陥りました。だから次の手を用意しなければいけない、などとさまざまなことに対応しなければならないので、講師をしていても違うところにCPUを使っているような感じになってしまいます。

(左から)河野氏、今氏

オンライン研修のTipsですが、まずはイントロを丁寧に説明するということです。意味がないと思われると短時間で見切られてしまうためです。研修の時間配分の法則がありますが、今はそれが「60/15/4」に変わっていると思います。60分で集中力が切れてしまうので1時間に1回は休憩を取る、15分で題材を変える、4分ごとに参加者に考えたり手を動かしたりしてもらう、ということです。投票機能を使ったり、「○○さん、どうですか」と指名をしたりして、こまめに意見を聞いています。また、個人ワーク、グループワーク、全体共有を効果的に連動させて全員が参加できるようにしています。マルやバツなど身体を使ってサインをしてもらったり、ブレイクアウトで出た本音を全体の場に引き出して予定調和を崩すような会話をしたりするなどの工夫もしています。

また、回線が落ちてしまう場合があるので、戻ってきた人をウェルカムモードで受け入れ、安心感を醸成します。例えば、グループワークに入る前には、必ずインストラクションを丁寧にします。どんなことをするのか丁寧すぎるくらいのガイドを示し、チャットでも送るなど細かく行っています。

久保田さんがよく使われているZoomのホワイトボード機能は、みんなで同時に書き込めるということも大きな機能だと思うので、それを使い、ファシリテーターが文字を移動しながら全体感をつかめるようにしています。オンラインのファシリテーションを体験してもらうことも、受講者にとっては非常に有効で、企業の会議などでも役立つファシリテーション能力だと思います。

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